目次[非表示]

1 在宅医療・介護連携推進事業とは

2 江戸川区の取り組み

3 ACP(アドバンス・ケア・プランニング)について

1 在宅医療・介護連携推進事業とは

 全国的に高齢化が進む中で、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる社会を目指す必要があります。そのような中で、地域における医療・介護の関係者が連携して、包括的かつ継続的な在宅医療・介護を一体的に提供することができるように、地域の関係機関の連携体制の構築を推進することを在宅医療・介護連携推進事業といいます。

2 江戸川区の取り組み

 江戸川区では、可能な限り住み慣れた地域で安心して暮らしを続けることができるよう、地域の医療・介護の関係団体が連携し、包括的かつ継続的な在宅医療と介護を一体的に提供する体制を整備するために、在宅医療・介護連携推進事業として以下の項目に取り組んでいます。

ア)地域の医療・介護資源等の把握

〇えどがわマップ(江戸川区役所HP)など

区内の病院、診療所、熟年相談室、特別養護老人ホームなどが地図上で確認できます。

(その他、学校、保育園、保健所などの施設の情報も確認できます。)

 えどがわマップ(外部リンク)

〇医療機関情報・休日夜間診療(江戸川区役所HP)

区内の下記の病院・診療所、歯科診療所などの情報が掲載されています。

 医療機関について 休日・夜間診療医療機関(外部リンク)

〇江戸川区医師会、江戸川区歯科医師会、江戸川区薬剤師会 HP

 江戸川区医師会(外部リンク) 江戸川区歯科医師会(外部リンク) 江戸川区薬剤師会(外部リンク)

〇介護相談及びサービスについて(江戸川区介護保険のページ)

 介護相談・介護サービスについて 熟年相談室(地域包括支援センター)

〇江戸川区内の介護サービス事業所の検索システム

区内の介護サービス事業所の情報を検索することができます。

 江戸川区介護事業者情報検索システム(外部リンク)

イ)在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討

 江戸川区では、在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討を行うために、平成30年から在宅医療・介護連携推進事業会議を開催し、在宅医療・介護の連携の現状の把握と課題の抽出、対応策などの検討に取り組んでいます。

年6回開催しており、会議体の構成員は、下記のとおりです。

江戸川区医師会、江戸川区歯科医師会、江戸川区薬剤師会、東京医療社会事業協会、東京都看護協会(東部地区支部)、江戸川区ケアマネジャー協会、江戸川区訪問看護ステーション連絡会、江戸川区地域密着型サービス事業者連絡会、江戸川区訪問介護事業者連絡会、熟年相談室(地域包括支援センター)、行政

 令和4年度在宅医療・介護連携推進事業ついて(PDF:215KB)

ウ)切れ目のない在宅医療・介護の提供体制の構築

 地域住民が必要とする切れ目のない在宅医療と介護のサービス提供体制の構築に向け、下記のような取り組みを行っています。

〇夜間・休日在宅療養相談窓口

03-6240-5535 夜間・早朝 午後9時~翌朝6時 (月曜日・祝日・年末年始は午前9時~午後5時も受付)

介護や障害があっても安心して在宅生活を送れるよう、江戸川区医師会の協力のもと、365日対応可能な相談窓口を開設しています。日中は「かかりつけ医」や「なごみの家」にもご相談ください。

 夜間・休日在宅療養相談窓口 なごみの家

〇24時間介護電話対応、熟年者・介護相談

日曜日、休日、夜間のご相談はこちらへお電話ください。

西葛西 熟年相談室 なぎさ和楽苑 03-3675-7676

東小岩 熟年相談室 泰山 03-5622-0556

 熟年者・介護相談

〇定期巡回・随時対応型訪問介護看護におけるサービス提供
〇24時間対応可能な訪問介護及び訪問看護事業所等におけるサービス提供
〇休日急病診療、夜間急病診療、区内救急医療体制、休日歯科応急診療など

 ア)地域の医療・介護資源の把握 を参照ください。

エ)医療・介護関係者の情報提供の支援

 在宅医療時において、各医療機関や薬局、介護サービス事業者との診療・調剤・介護に関する速やかな情報共有が行われることを目指し「かいごにべんりノート」の活用及び普及に取り組みます。

かいごにべんりノートとは

介護サービスを利用される方とご家族の皆様が、介護サービスを効率よく利用していただくことと、ケアマネジャー、ホームヘルパーや医師、歯科医師、薬剤師などサービスにかかる専門職が連携を取りながら無駄なく質の高いサービスを提供することを目的としています。

ご利用を希望される場合は、担当のケアマネジャーにご相談ください。

オ)在宅医療・介護連携に関する相談等の支援

 「在宅医療」に関するご相談については、まずはかかりつけ医に相談しましょう。また、介護に関するご相談については介護支援専門員のほか、区内の熟年相談室にて対応していますので、最寄りの熟年相談室にご相談ください。

 認知症に関するご相談については、区内の熟年相談室に認知症地域支援推進員を配置しているほか、認知症ホットラインなどでも対応しております。

 熟年相談室(地域包括支援センター) 認知症に関する相談

カ)地域住民への普及啓発

 医療・介護関係者が、お互いの業務の現状、専門性や役割を理解し、顔の見える関係づくりを推進するため、在宅医療・介護連携に関する意見交換会や、区民向け講演会等を実施しています。

《区民向け講演会の開催内容》

【平成30年度】

~誰もが安心して住み続けられる地域づくりを目指して~ @グリーンパレス

詳細は、江戸川区医師会HP(外部リンク)をご覧ください。

3 ACP(アドバンス・ケア・プランニング)について

 ACPとは、将来あなた自身が病気になったり介護が必要になったりしたときに備え、これまでに大切にしてきたことや、これから誰とどのように過ごしたいか、希望する医療や介護のことなどについて、家族や大切な人、医療・介護関係者とともにあらかじめ考え、話し合うプロセスのことを言います。

 東京都では、ACPについて自分自身で考え、家族や医療・介護関係者と繰り返し話し合うことの重要性を知っていただくとともに、実際にACPを行う際に参考としていただくことを目的に、普及啓発小冊子を作成しております。

ACPについて(厚生労働省HP)(外部リンク) わたしの思い手帳について(東京都HP)(外部リンク)